kintoneとは?業種・業界問わず支持される理由をサクッと解説
kintoneを知る際にまず知っておきたいのが、「業務アプリ」の存在です。
<業務アプリとは?>
企業の業務を効率的に処理するために開発されたプログラム。一般的にはシステム開発会社が業務に合わせたサービスを販売するほか、企業のニーズに合わせたアプリをオーダーメードで開発するケースがあります。
kintoneはそんな「業務アプリ」の作成をノンプログラミングで設計できるサービス。つまり、「開発の知識がなくても、自社の業務に合わせた業務アプリの作成やカスタマイズが可能」というメリットを備えた、業務改善のプラットフォームと言えるのです。
そのほか、kintoneのHPに記載されている「導入実績」「特長」をまとめると下記のようになります。
kintoneの導入実績と特長
- 20,000社以上が利用(2021年4月末)
- 東証プライムの3社に1社が導入済
- 導入担当者の93%が非IT部門(2020年12月時点)
- 「ドラッグ&ドロップ」で簡単にシステム構築可能
- サンプルアプリが100種類以上
▼参考:サイボウズ株式会社 kintone(キントーン)
キントーンが選ばれる理由
kintoneで何ができるの?ポイントは「アプリ開発」「データ集計」「コミュニケーション」
kintoneの概要が分かったところで、実際に「何ができるか」について解説していきたいと思います。ポイントは「アプリ開発」「データ集計」「コミュニケーション」の3つ。それぞれ見ていきましょう。
業務アプリ開発
業務アプリはkintoneという“箱”の中で、あらゆる仕事の数だけ追加できるツールを指します。
アプリの基本的な機能
- データの蓄積
- データの一覧化
- データの検索
- コミュニケーション
たとえば、「日報アプリ」「案件管理アプリ」「問い合わせ管理アプリ」「タスク管理アプリ」「勤怠管理アプリ」など、さまざまな業務に対応したアプリを作成することが可能。
「サンプルアプリをベースにカスタマイズする」「ExcelやCSVを読み込んでアプリ化する」「ドラッグ&ドロップでオリジナルのアプリを開発する」といった形で、複数の選択肢から最適な方法で業務アプリの開発ができます。
データ集計
アプリに蓄積されたデータは「検索」「グラフ化」「csv出力」が可能です。
この機能を活用すれば、「登録された添付ファイルの名前から検索をかけて、必要なデータを効率的に見つける」「膨大な過去データから、案件数や売上などの数値を一瞬でグラフ化して分析する」「蓄積されたデータをcsvに出力して、別のツールに読み込ませる」といったことができます。
コミュニケーション
kintoneにはチーム単位でのコミュニケーションに使う、「スペース」という機能があります。参加者を選んでスペースを作り、参加者同士で議論したり、情報を共有したり。話題ごとにスレッド分けも可能なので、スペース内のコミュニケーションを整理して投稿できます。
また、自社のkintoneユーザー以外も参加できる「ゲストスペース」機能も搭載。顧客・取引先・協力会社などを招待して、企業間のやり取りにも活用可能です。
kintoneの活用事例!「脱Excel&メール」「業務の見える化&システム化」を達成
では、導入企業はどのようにkintoneを活用しているのでしょうか?いくつかの事例からkintoneに
よって達成した「業務改善」を紹介します。
Excel&メール依存からの脱却
管理業務に「Excel」を活用している企業も多いのではないでしょうか?
もちろんExcel自体はさまざまな業務に役立てることが可能ですが、「属人化している」「重くて開かない」「最新版が分からない」といった事態を引き起こすことも。
日報、顧客管理、タスク管理など、今までExcelで運用していたものをkintoneに置き換えれば、煩雑な情報をすっきりまとめることができます。「統一フォマットで情報の粒度がそろう」「一覧化、グラフ化をリアルタイムにできる」など、情報の管理・分析をシームレスに実現できるでしょう。
また、コミュニケーション機能で脱メールもセットで実現できる点もkintoneのメリットです。
業務の見える化と素早い改善サイクル
バラバラに動いているチームをまとめあげ、「業務進捗」「作業量」の把握に苦労されている企業は多いはず。
そのようなプロジェクト管理ツールをkintoneで開発すれば、各チームの状況をステータスごとに確認し、会社全体の動きを“見える化”させることが可能に。社内で抱えている案件数がどれだけあって、それぞれがどのような進捗なのかを一元管理できます。
また、プロジェクト管理ツールを導入すると、「使い勝手が悪い」という理由で運用されなくなってしまうケースもあるかもしれません。kintoneは自社に合ったカスタマイズや改修を容易にできるため、「使いにくいから、すぐに直そう!」といった社員同士のコミュニケーションの中で改善が可能です。
あらゆる業務のシステム化を内製で
「業務オートメーションを考えたいが、社内でITに詳しい人材がいない...」。このような悩みを抱えている企業は多いですが、kintoneであれば解決できます。
「シンプルな画面」「直感的なドラッグ&ドロップ操作」「豊富なサンプルアプリ」のおかげで、システム開発の経験がなくても抵抗なくアプリ作成ができるでしょう。あまりに簡単に業務アプリが作れるので、「書類のデジタル化やワークフローの改善が楽しくなった」といった声も聞こえてきます。
契約コースによって作成できるアプリ数の上限(スタンダードコース〜1000個/ライトコース〜200個)はありますが、あらゆる業務を対象にシステム化を実践するほどコストパフォーマンスが高くなると言えるでしょう。
kintoneを使いこなしてあらゆる業務改善を実践!
今回ご説明したように kintoneはカスタマイズ性や自由度が高く、自社に合った業務アプリを作成できるのが強み。一方で、「実際に使いこなせるかどうか不安」「プラグインや外部連携を活用して、もっとkintoneを使いこなしたい」など外部の力が必要な際には、ぜひctcにご相談をいただければと思います。
お客さまに合った導入方法や運用体制のアドバイスなどを含めて、kintone活用のサポートをさせていただきますね!
同コラムでは「ペーパーレス」「コミュニケーション」「バックオフィス変革」「業務オートメーション」「業種・業態別支援ツール」など、お客さまのお役立ちにつながるコラムを継続して配信。ctcが経験した実例を交えながら、導入から検討までのポイントを理解できる情報をお届けしていきます。
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