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ストレージ容量無制限の「Box」を解説。オンラインストレージの機能、向いている企業の条件は

ストレージ容量無制限の「Box」を解説。オンラインストレージの機能、向いている企業の条件は?

2023.8.9

この記事のポイント

前回配信の「ペーパーレス」に関するコラムでは、オンラインストレージの具体的なツール・サービスとして「DirectCloud(ダイレクトクラウド)」を解説させていただきました。


前回の記事でもお伝えさせていただきましたが、オンラインストレージ導入のポイントは“自社に合ったツール・サービス”を比較検討して見つけること。業界・業種、企業規模、規則・規定、風土によって、必要な機能、その反対に不要な機能は大きく異なってくるものです。

そこで今回は、オンラインストレージ「Box」について紹介。Boxは世界中で愛用されているオンラインストレージサービスのひとつで、ビジネス向けのファイル共有、コラボレーション、ドキュメント管理、ワークフローなどの機能を備えています。

「どのオンラインストレージを導入すれば良いか分からない...」とお悩みのお客さまへ向けて、Boxの特徴や導入に向いている企業例について解説。目前に控える「電子帳簿保存法」の改正をはじめ、ペーパーレス化の促進は待ったなしの状況。この機会に、ご検討してはいかがでしょうか?

オンラインストレージ「Box」の特長

まずは、Boxの特徴について見ていきましょう。「無制限のストレージ容量」「さまざまなアプリとの統合」「高いセキュリティ水準」の3つをピックアップして解説していきます。

ストレージ容量が無制限

Boxは少人数チーム向けのStarterプラン以外、全プランでストレージ容量が無制限となっています。

数あるオンラインストレージサービスのなかには、ストレージ容量の大小によってプラン(金額)を区別しているケースが少なくありません。その場合、「文書データを扱うのみなので、少ないプランを選ぼう」「ストレージを節約しながら使うことを前提に、安いプランで契約しよう」などと考えてしまうこともあるでしょう。

いざストレージ容量の上限が迫ってきた際に、「どのデータを消せば良いか分からない」「ストレージ容量を気にしすぎて結局、運用されていない」という結末を多く耳にします。

ストレージ容量が無制限のBoxであれば、ファイルサイズや数を気にすることなく運用可能。たとえば普段から複数の取引先とデータ共有を行っている企業の場合は、データのバージョン管理を併用しながらスムーズなコラボレーションができるでしょう。もちろん、動画をはじめとしたファイルサイズの大きいデータを多く取り扱う企業にもおすすめです。

さまざまなアプリとの統合

Box社のHPによると2023年5月現在で、「1500以上のアプリと統合可能」とされています。

<Boxと統合可能なアプリの例>
・Microsoft Office
・Microsoft Teams
・kintone
・Zoom

上記の中に、みなさんの会社で運用している業務アプリがあったのではないでしょうか?Boxとの連携によって「シームレスな操作性」「コンテンツの履歴管理」「セキュリティ・プライバシーの保護」につながります。

高いセキュリティ水準

Box社のHPを見てみると、「Boxは10万社以上のお客様に利用され、重要な高機密データを保護し、経済的損害、法的問題、信頼低下のリスクを低減します」と書かれています。

この説明の通り、Boxはグローバル企業や米国政府・行政機関、日本の地方自治体にも採用されている高いセキュリティ水準を達成。「自社のセキュリティ要件が高い」と導入ハードルでお悩みの場合は、まずBox を検討されることをおすすめしています。

オンラインストレージ「Box」導入に向いている企業は?

ここまで挙げた特長をベースにBoxの導入に向いている企業について解説。オンラインストレージの比較はさまざまな視点がありますが、今回の記事では以下を例に説明していきたいと思います。

<Boxの導入に向いている企業>
  • ファイルサイズの大きいデータの取り扱いが頻繁にある
  • 複数の取引先企業とデータ共有を行う必要がある
  • 自社のセキュリティ要件が高い

ファイルサイズの大きいデータの取り扱いが頻繁にある

500MBや800MB、ときには10GBなど、普段からサイズの大きなデータを取り扱う企業の場合は、「ストレージ容量が無制限」の恩恵を最大限に受けることができるでしょう。

「動画や画像の編集を行う制作会社」「メディアの入稿データを扱う印刷会社や出版社」「複数クライアントのクリエイティブを管理する広告代理店」など、これらの業種・業界でBoxは広く採用されています。

一点注意が必要なのは、「単一ファイルのアップロード容量上限」の存在。Businessプランは 5GB、Business Plusプラン15GB、Enterpriseプランは50GBと、ひとつのデータのアップロード上限が定められています。

複数の取引先企業とデータ共有を行う必要がある

複数の取引先とデータを共有していると、「誰がこのデータを操作したのか」を管理する必要性が出てくるもの。そんなときに便利なのがBoxの「利用履歴の追尾」機能。データを操作すると必ずアクセスログが残り、「誰がアップロード・ダウンロードしたのか」「誰が更新したのか」「誰が移動させたのか」といったログを管理できます。

また、データごとに「コメント」「タスク」を設定できるため、データ共有時のコミュニケーションもスムーズに。通知機能もあるので、「データをアップして、メールでお知らせ」という従来のワークフローからは完全に開放されるでしょう。

「取引先企業とのデータ授受が頻繁にある」といった場合も、Boxのモバイル向けサービス(モバイル向けウェブサイト/Box Mobileアプリ)を活用することで、外出先からもチェックやコメントといった操作が可能に。ctcではモバイルデバイスのレンタルサービスも行っていますので、興味のある方は一度ご相談いただけますと幸いです。

自社のセキュリティ要件が高い

セキュリティへの信頼度は前述した通りですが、Boxはフレキシブルな「アクセス権限設定」も特長的です。

Boxのアクセス権限は7段階と細かく階層付けがされており、「共同所有者」「編集者」「ビューア」「プレビューア」「アップローダ」といった形で設定できます。これを使いこなせば、「全体を管理する人」「データの編集を行える人」「データを閲覧できるが、編集はできない人」など、操作範囲を細かく設定することができます。

「Box」導入を検討される際はctcにご相談を!

Boxのような海外サービスを検討される際に、「導入しようと思って公式HPを見たけれど、機能の説明やプランの違いがいまいち理解できず...」と、挫折されてしまう方は多いかもしれません。

しかしうまく導入できれば「ペーパーレス」「業務効率化」を後押しする優れたサービスだと、自信を持っておすすめできます。興味のある方はctcへお問い合わせいただき、自社のお悩みや課題、懸念に感じられていることをお聞かせいただけますと幸いです。Boxをはじめ、御社に最適なツール・サービスをご提案させていただきます。

同コラムでは「ペーパーレス」「コミュニケーション」「バックオフィス変革」「業務オートメーション」「業種・業態別支援ツール」など、お客さまのお役立ちにつながるコラムを継続して配信。ctcが経験した実例を交えながら、導入から検討までのポイントを理解できる情報をお届けしていきます。

そしてオフィスでの新しい働き方を体験できる「ctc SmartOffice」にお越しいただくと、御社が抱えるお悩みを個別にお伺いしながら解決策を提案し、おすすめのITツールの実操作も体験していただけます。御社の業務改善につながるヒントを見つけていただけると思いますので、ぜひ一度、体験にお申し込みくださいね!

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